【ものが捨てられない病を解決する、捨てられない心の解決法】
こんにちは。お片づけアドバイザーのちかです。
前回はものの減らし方をご紹介しました。
でも、はっきり言うと、
物ってなかなか捨てられませんよね。
思い出があったり、もらい物だったり。
私の周りでも
「私は捨てれない性格だから」
と諦めてしまっている方をよく見ます。
しかし実はこの「捨てられない性格」は
私たちが受けてきた「しつけ」のせい、
私たちが受けてきた教育の結果なのです。
私たちはこの勘違いで、整理整頓ができない頭になり、
片づけられない性格にさせられていたのです。
あなたがその洗脳を受けていないか確認してみましょう
★捨てられない原因
①迷信としつけ
「物には魂が宿る」「八百万(やおよろず」
という言葉を聞いたことがあるでしょう。
日本は多神教で、物には全て魂が宿る、という
八百万の神(やおよろずのかみ)という思想があります。
また、物は100年をすぎると付喪神(つくもがみ)という妖怪になり、
動き出すとも言われています。
そのため、昔は100年になる前に物を捨てる習慣もあったのだとか。
そんな八百万の精神は今もずっと日本人の潜在意識に溶け込んでいます。
何せ始まりが日本最古の書物『古事記』なのですから、
溶け込んでいないはずがないでしょう。
「物を大切にする」ということは大変素晴らしいことですが、
「大切にする=捨てない」と言うことではありません。
押入れにしまいっぱなしで放置されたもの、
それは色あせ、いずれは使えなくなります。
それこそ「物を大切にしない」と言うことです。
昔話ではそういった「使わなくなったもの」が
妖怪となり、人を襲うのです。
使ってくれる誰かに譲る。
お礼を言って手放す。
その方が物も嬉しいのではないでしょうか。
②壊れていないもの
まだ使える、まだ完全に壊れていない。
そういったものもなかなか捨てられないものです。
特に大型の電化製品、テレビやパソコンなどは
壊れていない時に買い替えたらなかなか捨てられないものです。
しかし、現在は使われていないもの、今後も使う予定が曖昧なものは
すべて「必要のないもの」です。
思い切ってリサイクルショップに売りに行くか、
粗大ゴミチケットを買ってしまいましょう。
昔の携帯電話なども、ショップに行けば
データを全て消して処理してくれますよ。
③完全な形、壊れていないもの
物が完璧な形を保っている場合、なかなか捨てられないものです。
特に瀬戸物(食器類)で多い悩みです。
コーヒーカップのお皿の部分だけが残っている。
なんてことはありませんか?
私の実家でもケーキ皿として使っている時期がありましたが、
お客様が来た時に出してしまう失礼につながります。
カップが割れた際に一緒に手放すことをオススメしています。
④思い出、しがらみ
人からもらったもの、学校で作ったものなどは
特にしがらみが強いものです。
旅行のお土産や結婚式の引き出物などは
あげた本人からの思いが強いもの。
一方、もらったほうにしてみれば旅行をしたわけでも
結婚をしたわけでもないので、その価値はほとんどありません。
しかも、あげた方はしばらくすると
あげたことすら忘れてしまいます。
あなたがもし、旅行のお土産を誰にあげたか
全員分覚えていなければ、捨てるか迷っているお土産は
手放しても大丈夫です。
⑤小さいもの
アクセサリーなどの小さいものは
「スペースも取らないし…」と
ついつい溜め込みがちです。
もうつけないデザインのネックレスや片方がかけたピアス…
小さいからこそ”つい”取っておく。
その”つい”が片づけの思考を鈍らせてしまう、
「とりあえず取っておく」癖がついてしまいます。
大きくても小さくても物は物。
気づいた時にしっかりと
「必要じゃないものは手放す」癖を身につけましょう。
それだけであなたのセンスは抜群によくなります。
⑥高価なもの
「高い」と感じて買ったものは大変捨てにくいものです。
しかし、使わず放置したものはメンテナンスでさらに
高いお金を払い続けることになります。
似合わない服、バッグは痛むうちにリサイクルショップに
持って行った方がいいお値段になりますよ。
土地代、メンテナンス代でさらにお金と時間をを奪われないよう、
早めに手放しておくことをお勧めします。
⑦捨て方がわからない
燃えるゴミ?燃えないゴミ?資源ごみ?
<市町村(自治体) ゴミ 分け方>
で検索です!
思い切って検索し、その場でゴミに出しましょう!
そのスペースが今すぐ空いて使えます!
今はイラストで書いてあるところも多いのでわかりやすいですよ。
⑧ぬいぐるみ、人形
「目」のついたものは捨てられないもの中でもとくに上位です。
物が捨てられないご家庭に行くと、必ずと行っていいほど、
ぬいぐるみの山ができています。
「捨てたら呪われますか?」
という質問もダントツに多い質問です。
悩まれているかたには、
お寺などでの「人形供養」や
ぬいぐるみ1体に”飴玉”1つ。を一緒に入れて手放す。
ということをお勧めしています
お値段も様々ですが、1対二、三千円が相場のようです。
ぜひご参考までに。
★「1つ」見つけてみましょう!
さぁ、どうだったでしょう。
あなたの手放したかったものの手放せない理由は見つかりましたか?
今、何か1つ手放せそうなものを思い浮かべてみましょう。
しがらみから自由になるチャンスです!
次の、あなたの幸せが空きスペースを待っていますよ✨